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8/6 上松葉奥池ビオトープ学習会を開催しました

2019年08月7日

8/6の夜、西予市図書交流館(まなびあん)で上松葉奥池ビオトープ学習会「田んぼの草花のひみつ」を開催しました。

(※上松葉奥池ビオトープは、今から15年ほど前、宇和町内で田んぼの整備の計画がもちあがったときに、ため池の周辺に生えていた貴重な植物の移植先として作られた場所です。ノヤマカンパニーは、この場所を子どもたちの自然体験や学習の場として活用していくために、この夏からビオトープの管理に関わることにしました。)

学習会では、ビオトープ造成時から観察を続けてきた愛媛植物研究会の松井宏光先生に、奥池ビオトープの移り変わりについてお話を伺いました。

完成後のビオトープは、時間がたつにつれて見られる植物が目まぐるしく変化し、背丈の高い植物が広がることで移植された貴重な植物の多くが姿を消してしまったそうです。

参加者の中には移植前のため池の様子を知る方もおり、「もとのため池と現在のビオトープでは環境が異なるので、まったく同じような自然を復元することは難しいのではないか」というご意見もありました。

今後の活動としては、奥池ビオトープをどのような環境にしていくかという目標について、管理者である市役所や松井先生らと相談したうえで、少しずつビオトープの植生管理に取り組んでいくつもりです。
秋には、ビオトープの現地での学習会も予定していますので、ご期待ください。

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