上松葉奥池ビオトープ

「ビオトープ」とは、野生の生きものがすむ空間のことです。上松葉奥池ビオトープは、圃場整備の工事の際に確認された希少な植物の移植場所として、2003年に愛媛県によってつくられました。

完成後は宇和町(現在は西予市)の管理となり、現地で自然観察会なども行われていたようですが、時間が経つにつれて利用や管理の頻度が低下していました。

私たちは、この場所を希少な植物の生育地として守りながら、子どもたちの教育や市民の憩いの空間として活用していきたいと考え、2019年からビオトープの保全活動等を行っています。

【主な活動】

アゼオトギリの保全
アゼオトギリは、名前の通り、田んぼのあぜや湿地などに生える野草です。全国的に数が減少し、絶滅危惧種に指定されています。昔から米作りが盛んな宇和盆地の風土を表す植物として、アゼオトギリが安定して生育できるように、草刈りなどの管理を行っています。
アメリカザリガニの捕獲
アメリカザリガニは、環境省が緊急対策外来種に選定している外来生物です。ビオトープ内の池の水草の生育に影響を与える可能性があるため、アメリカザリガニの捕獲をしています。
観察した生物の記録
ビオトープで暮らす生きものの観察を通じて、環境の変化を調べています。

<サポーター募集>

上松葉奥池ビオトープ等の管理をお手伝いいただけるサポーターを募集しています。 貴重なふるさとの自然を未来に残していくために、ぜひご協力をお願いします! 詳しくはメールでお問い合わせください。

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