ノヤマカンパニー

 

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森のようちえん勉強会を開催しました!

2016年12月28日

すっかりアップするのを忘れていましたが、11月末に西予市内で森のようちえんの勉強会を開催しました。

勉強会を開催しようと思った一番の理由は、森のようちえん関係の研修や視察に参加し、自らが感じてきた森のようちえんの魅力をいろんな人たちに伝えたいと思ったからです。

勉強会の様子を簡単にご報告します。


■前半:森のようちえんの事例紹介

前半は、私が今までに訪れた4つの森のようちえんの取り組みについて紹介しました。

①智頭町森のようちえん まるたんぼう(鳥取県智頭町)

まるたんぼうは、最初に視察に訪れた森のようちえん。
代表の西村さんのお話をシンポジウムで聞き、田舎での子育てに対する考え方にとても共感したのがきっかけでした。

視察には、妻と娘を連れてお邪魔したのですが、ここで子どもを見守る保育というものにふれ、「いいよね、こういうの愛媛でもやれたらいいね」という感覚を共有したことが現在の活動に繋がっていると思います。

②もみのき幼稚園・めだか園(高知県高知市)

もみのき幼稚園・めだか園は、「森のようちえん全国交流フォーラム2015」に参加したときに偶然お会いした、西予市の認可保育園の先生に誘われて一緒に訪れたところです。

ここは、認定こども園として森のようちえん活動をやっています。

視察では2歳児のクラスを見学。
急な斜面を自由に上り下りする子どもたちを見て、「2歳でもこんな活動ができるんだ!」と驚いたのを覚えています。

ちなみに、この日に訪れたフィールドは、地域の方が子どもたちの遊び場として無償で開放している私設の公園のような場所。こういう場所が地域にあってうらやましいと感じました。

③森のようちえん さんぽみち(兵庫県西宮市)

さんぽみちは、森のようちえん指導者研修会に参加した時に見学した森のようちえんです。研修会を主催したNPO法人ネイチャーマジックが運営しています。
兵庫県立甲山森林公園という都市公園を主なフィールドとして活動しており、保護者は毎日、公園に子どもを送迎しています。

ここでは、代表の野澤さんが保育者や子どもの行動について、逐次解説をしてくれました。これがとてもわかりやすかった。

森のようちえんを正しく理解してもらうためには、活動のねらいやどういう意図をもって保育者が接しているかなどをわかりやすい言葉で丁寧に伝えていく努力が大事だと学びました。

④野あそび保育みっけ(長野県飯田市)

野あそび保育みっけは、今年の9月から10月にかけて、2週間弱インターン研修でお世話になったところです。古い民家を拠点施設として利用しています。

メインフィールドのふるさと村自然園には、豊かな森が!

みっけは、野外活動だけでなく、創作活動にも力を入れていました。

インターン中は、園長の内田先生(うっちゃん)が朝から晩まで研修生と生活を共にし、野外保育の長い実践経験で学んだことを惜しみなく教えてくださいました。森のようちえんだからといって毎日野外に出かける必要はない、明確な意図をもってプログラムを組み立てること、子どもたちの行動(表面的な現象)よりもその背景にある本心(本質)をつかむ努力が重要、など多くのことを学びました。

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4つの園で、活動スタイルや保育者のスタンスはそれぞれ違っていましたが、共通していたのは、森のようちえんに関わっている子どもと大人(保育者・保護者)がみんな生き生きしていたということでした。

■後半:自らの活動について―森のようちえんに対する思い

後半は、ノヤマカンパニ―の活動「野山のおさんぽ会」の紹介と今後の展開について考えていることをお話ししました。

まるたんぼうの代表の西村さんも言われていることですが、田舎子育てのデメリットとして「教育の選択肢が少ない」ことが挙げられます。都会では、保育所や幼稚園もサービス内容が様々であり、習い事の機会も多種多様です。それに比べると、子どもが少ない田舎では選択肢が限られます。

これは教育に限ったことではありませんが、生活する中で選択肢が多いということは、豊かさの実感につながると私は思っています。そのため、新たな教育の選択肢をつくり「選べる状態」を用意することで、子育て世代の教育環境に対する満足度が総合的に向上すると考えています。また、既存の教育施設もそれぞれのビジョンを見直し、結果的に地域全体の教育の向上につながったりするのではないか、そんな風になればいいな、という思いもあります。

移住してきて、とてももったいないと感じたのが、これだけ自然があるのに、子どもたちが自然の中でそれほど遊んでいないということ。田舎ならではのよさを活かした教育をつきつめることが、この地域の魅力になる、だからこれまでイベント形式でやってきた野山のおさんぽ会を発展させて、来年度からは日常的な森のようちえんをつくろう、そう考えています。

教育は地域づくりの本質。教育が変われば20年~30年後には地域が変わる、そう信じて取り組みを続けて行きたいと思っています。


当日は、たっぷりと質疑の時間をとることができました。

会場からは、森のようちえんの保育者の子どもたちへの関わり方や危険への対応方法、運営体制などに関する質問のほか、教育活動に対する私自身の考えを問うような質問もいただきました。これらの質問に答えていく中で、自分の頭を整理し、考えていることを見つめ直すことができました。

また、今回の勉強会は託児サービス付で開催したのですが、20名以上のキッズが集まるという盛況ぶり。
託児スペースの空間づくりについても試行錯誤がありましたが、いろいろな方のサポートもあり、無事子どもたちをお返しすることができました。

結論として、勉強会を開いたことでこちらもいろいろ学べてとてもよかったです。

西予市だけでなく近隣の市などでも、また勉強会をやれたらと思っています。
興味がある方がいたら、お気軽にお問い合わせください!
noyama.company@gmail.com

 

 

 

 

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